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ハレルヤ

なつかしの寺山修司

昨日、文藝別冊『総特集 寺山修司 いまこそ、新たな読者のために』が発売されました。

寺山修司だよ。

歌人で劇作家で、全盛期はみんなが憧れた天才文化人です(もちろん死後も)。

昨日出た本は、サブタイトルにあるように「新たな読者」向けの本です。寺山修司ってよく知らないけど興味あるなー、という方にぴったりの一冊です。

内容は、代表的な短歌や名言集の他、寺山修司にゆかりのある方々のインタビューや対談などなど。実は十六年前に出た本で、今回は「増補新版」という扱いです。

不詳この自分も記事作りでほんのちょっとお手伝いさせていただいています。

先日、河出書房新社の編集さんから「新版出すので原稿を再録しますね」とご連絡をいただいたときは「あー懐かしいなー。そういえば何冊かブックレビューやったっけ」と思ったのだけど、今回、届いたものを開いてみたら、十二冊分も担当していました。全体から見たらほんのちょっと、ではあるけれど、けっこう書いていたんだなー。

奥付を見てびっくりしたのは、それが十六年も前だということ。
月日が経つのは早い。。。。

十六年も経つと、自分がなにを書いていたかなんて忘れていて、「どうせ駄文に決まっている。こんなもの載せて大丈夫なのだろうか」とおそるおそる何本かの記事をちらっと見たら、まあ、なんとか書けていて、というか、割にしっかり書けていて、安堵いたしました、はい。

寺山修司は、生きていれば八十代。
SNS全盛のいまの時代を見たら、本人はどう思われただろうか。ツイッターとかがんがんやりまくって炎上しまくりのじいさんになっていたのかな? こういう想像をすると、ちょっとおもしろい。

にしても、ネットのない時代に圧倒的な発信力と吸引力を持っていた寺山修司という人は、やっぱりすごいと思います。

興味のある方は、ぜひ手にとってみてください。


なつかしの寺山修司_d0329512_10272590.jpg

















by n-watari | 2019-06-25 10:32 | お知らせ

仲野ワタリのブログです。最新刊『猫の神さま 来栖家騒動の巻』『猫の神さま2 座敷わらし軍団見参の巻』『猫の神さま3 神さま不在の大熊あばれの巻』(角川春樹事務所刊)『海の上の美容室』(光文社刊)発売中です。(ロゴ画像/©️星 樹)
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